10年ぶりに読み返す『夢をかなえるゾウ / 水野敬也』は21歳の僕に全く違う教えをくれた。

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久しぶりに実家に帰り、物置になっている自分の机を片付けていると中学1年生の時に読んだ『夢をかなえるゾウ』を発見。読み返してみると当時の感覚とは懸け離れたガネーシャの教えがありました。

 

 『夢をかなえるゾウ』を10年ぶりに読み返す

夢をかなえるゾウ文庫版

夢をかなえるゾウ文庫版

 

水野敬也さんによる書籍で2007年8月29日に刊行され、シリーズ累計300万部を超えたベスト&ロングセラーの『夢をかなえるゾウ』は、TVドラマ化、アニメ化、舞台化され、自己啓発書のメインテーマを、より身近に少し違った角度で書かれています。

 

『夢をかなえるゾウ』ってどんな話?

ダメダメな僕の目の前に、突然現れた“ガネーシャ”。「自分、成功したいんやろ?」なぜか関西弁で話す、とてつもなく胡散臭い神様の教えは「靴をみがく」とか「コンビニで募金する」とか地味なものばかり。こんなんで僕は成功できるの!?過去の偉人の成功例から導き出される、誰にでも一日単位でできる超実践的な成功習慣を小説に織り込んだ、世界初の成功エンターテイメント!

夢をかなえるゾウ - 株式会社 飛鳥新社 

「成功法則書を読んでも人が成功しないのはなぜか?」

この疑問に対する1つの解答が『夢をかなえるゾウ』です。

この物語の主人公は「人生を変えよう」と何かを始めるが全部三日坊主に終わってしまうサラリーマン。そこに現れたゾウの姿をした奇妙な生き物「ガネーシャ」。このインドからやってきたゆる〜い神様は、こう言います。

今から自分が出す簡単な課題さえこなしていけば、お前は確実に成功する――。

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成功を願う普通のサラリーマンが、ガネーシャの出すこれらの教えを通じて自分と向き合い成長していく物語です。

 

「僕」と「ガネーシャ」に隠れた最後の教え

今回読み返して印象に残ったのはガネーシャの教えではなく、主人公の「僕」と「ガネーシャ」自身からの学びでした。

「僕」から感じる”ノリ”の可能性

主人公である普通のサラリーマンの「僕」から学ぶべきは、”ノリの良さ”です。

この物語はガネーシャが急に訪れるところから始まります。この時ガネーシャを拒否してしていたら、ずっと成功を願い続けていただけかもしれません。

ガネーシャ?よく分からないけど、とりあえず話を聞いてみよう」というノリの良さはきっかけをつかむのに十分な効果があったのではないでしょうか。

物語の中だけでなく、日常生活の中でも小さなお誘いの中に意外な出会いがあったり、いつの間にか仕事をもらえたり…保守的な思考ではなく「とりあえずやってみる」というその場のノリの良さが力を持つ事って意外と多いような気がしていて、個人的にこの主人公のノリの良さに学びを感じました。

 

ガネーシャ」から学ぶ愛される”余白”

主人公の家にニートとして住みつき、基本ゲームをして寝るだけのガネーシャ。初めて読んだ時には「神様なのに、いろんなところが欠けているな...。」くらいに面白く思っていたのですが、10年ぶりに読んでこの”神様っぽくない”ところがガネーシャの魅力であり、学ぶべきところなんだと感じました。

このどこか欠けている部分って人の”余白”のようなもので、この本を読んで湧いてくるガネーシャへの愛着はこの余白に魅力を感じているからではないかと思うんです。

ガネーシャに限らず、まだ売れていないアーティストやいい奴なのに失敗ばかりしている友達を応援したくなったり、その人が実際に持つ能力だけでなく、足りない部分に魅力を感じたり、何か補ってあげたい...と思ってもらえて「自分がコンプレックスに思っていることと、共存できる」ことも生きて行く上で大事な要素ではないかと思いました。

 

個人的に最も刺さった3つの言葉

世界をかたちづくるものに感謝する

自分らは、お金も、名声も、地位も、名誉も、自分で手に入れる思てるかも分からんけど、ちゃうで。むしろ逆やで。お金は他人がくれるもんやろ、名声は、他人がお前を認めてくれるもんやろ。全部、他人がお前に与えてくれるもんなんや。

出典:毎日、感謝する P312 

 自分の持てる力を一番発揮できる仕事を死ぬ気で探す

自分の「これや!」て思える仕事見つけるまで、もう他のもんかなぐり捨ててでも、探し続けなあかんねん。収入が不安定とか、恋人や親が反対するとか、そんな悠長なこと言ってる場合ちゃうで。仕事まちがえたら、それこそ一生棒に振ることになるんやで。

出典:求人情報誌を見る P205 

 自分自信に対して諦めない

「自分、こんな言葉聞いたことないか?『成功する秘訣は成功するまであきらめないことだ。』」
「はい、聞いたことあります」
「でもな、あきらめてもええんやで。自分に向いてない分野や思たら、あきらめてもいいんや」
(中略)
「…でもな一つだけ、絶対にあきらめたらあかんことがある」
「それは何ですか?」
「『自分』や。自分には才能がある、自分にしかできない仕事がある、そのことに関してはあきらめたらあかん。見つかるまでそれを探し続けなあかん。自分自身に対してはあきらめたらあかん」

出典:最後の課題5 P303 

 

まとめ

正直、『夢をかなえるゾウ』を初めて読んだ時の感想は何も覚えていない...それどころか自分が読んだこと自体忘れていました。10年前に読んだ本をやっとちゃんと読み終えた気がします。

読んだことのない僕と同世代の方に読んでほしい一冊でした。

 

著者について

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水野敬也(みずのけいや)

1976年生まれ。慶応義塾大学経済学部卒。処女作『ウケる技術』(共著)が25万部のベストセラーに。代表作『夢をかなえるゾウ』は170万部を超え、現在も版を重ねている。他の著書に『雨の日も、晴れ男』『大金星』がある。作家活動以外にも、恋愛体育教師・水野愛也として、著書『LOVE理論』、講演DVD『スパルタ恋愛塾[ソフト編・ディープ編]』がある。またDVD『温厚な上司の怒らせ方』の企画構成・脚本や、漫画『地球くん』の企画・原案を手がける。 (出典:株式会社ミズノオフィス

 

夢をかなえるゾウ文庫版

夢をかなえるゾウ文庫版