トレーナーが考える「部活と勉強どちらが大事なのか」の結論。

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「部活と勉強どちらが大事なんだろう?」

僕が以前、指導していた学生からこんな相談メールが届きました。

この質問ってTHE青春という感じで、なんかいいですよね....といっても真剣に相談されたので、「部活と勉強どちらが大事なのか」をまとめてみたいと思います。

 

 

部活で受験に有利になるのか。

部活をしていた方が受験に有利というイメージありませんか?

これは今年の3月に千葉県立幕張総合高校の入試で、運動などの実技検査を受けた生徒を優遇したニュースです。

まず僕はこのニュースをわざわざ報じていることに驚きました。

というのも、僕自身、中学の大会に高校の顧問が来ているのを何回も見ていて、強い選手とよく話す印象があったので、中学生ながら競技力の高い生徒を優遇する行為は暗黙の了解だと思っていました...。

実際、競技力の高い生徒がインターハイなどの大きな大会で成績を残せば、学校がメディアに露出する機会も増え、生徒本人だけでなく、学校側にもメリットがあります。

今回のようにリスト化や明らかな優遇はしていないにしても、部活の成績を考慮する学校は少なくありません。

学校教育として、部活を行っている間は、部活が受験に全く影響を与えないとは言えないでしょう。

 

学歴差別は当たり前

部活が有利に働くこともあるからといって部活を推奨しているわけではありません。

最近、◯◯ハラスメントとか◯◯差別という言葉がすごく頻繁に使われていますが、僕は仕事を委託された企業との打ち合わせの席で、学歴を話して「君バカなんだね。」と言われることがありました。

好きなことばかりやってきた弊害ですね....

ただ僕の場合、事実なので、「僕バカなんですよー」とスルーしましたが、人によっては学歴差別にも捉えられるでしょう。

ただ、これが東大VS京大みたいなレベルで「うちの学校の方が偏差値高いぜ!」ならまだわかりますが、誰が聞いてもバカな学歴に対してわざわざ反応していて、寂しくないのかな?とすら思います。

この人もそうですが、失礼なだけで、何も考えていない人がほとんどです。

そもそも、これまであらゆる時間を費やして必死に勉強してきた人がいる中で、やりたいことを好き勝手やってきた僕の評価が低くて、高学歴の人が評価されるのは、当たり前のことです。

しかし、学歴がコンプレックスになるのであればやはり勉強は、すべきでしょう。

 

「部活一筋」は賢くない。

「俺は部活一筋だ!」みたいな学生がクラスに一人くらいいましたよね。

ただ、もし進学するなら、学校が定めた点数に達しなければいけません。

競技力を認められて高校・大学に行けるケースもありますが、それもほんの一部の人だけなので目標にしている学校に確実に入ろうと思うなら、勉強したほうが入学できる確率は高いでしょう。

また就職においても特殊な分野以外は、高学歴のほうが就職しやすいことは明確で、学歴は競技力より強い武器になってくれます。

 

なので、スポーツ好きが陥りやすい「部活一筋!」みたいな考えは、賢い選択とは言えなそうです。

 

そもそも部活って破綻してない?

部活をやりたくない人の強制入部って一般的なんでしょうか...

僕が卒業した中学は、田舎の学校だったからか文化部はなく、全員運動部に所属しなければいけないという不思議な学校でした。

僕は、何かしらスポーツをしたかったので、何も考えずに入部しましたが、明らかに運動部に入りたくないだろうな...という人もいて、一人くらい「入りたくない!」と言い出してもおかしくないのに、結局クラス全員運動部に所属したのです。

なぜ彼らは、やりたくもない競技の練習のために放課後も土日も時間を割かなければいけなかったのか....。

 

このことを考えても、部活って一部の人以外は退屈な制度のように思ってしまいます。

 

運動部の体罰?が話題に

先月、高校バレーボール部の男性顧問が、体育館の床に寝転がる男子部員の顔面に向け、強烈なスパイクを何度も打ち込む動画がツイッターに投稿され、インターネット上で「体罰ではないか」と問題になっていました。

全文表示 | バレー「顔面にスパイク」動画が波紋 「体罰」「いや、普通の練習」 : J-CASTニュース

この動画の真意はわかりませんが、こういう暑苦しい指導はとても苦手です....

部活指導をする教師に関して、こんなニュースもありました。

 

中学教諭6割が過労死ライン

www.jiji.com

部活動の顧問のほとんどが無報酬でプライベートの時間までなくなっていて、ネット上では、部活問題 対策プロジェクトという部活のリスクを訴えるサイトも出ています。

部活問題対策プロジェクト (@BMTproject) | Twitter

 

部活指導を外部委託に

現場の教師の声を受けてか部活指導を外部コーチに委託する動きがあります。

www.tokyo-np.co.jp

わざわざ国家資格化して、民間スポーツ団体に委託するコストをかけてまで部活を存続させる必要があるのかすら疑問ですが.....

そもそも、生徒が趣味にしろ、本格的に競技をするにしろ、学校側が「教育の一環」として作った数少ない部活の中から選択するのはとても中途半端で、生徒たちが個人的に民間チームに入って活動したほうがいいと思うんです。

何でもいいから、ただスポーツがしたかった僕は、人と場所を提供してもらえるのでありがたかったですが、これは一部の生徒だけでしょう。

実際、部活動で学ぶことってたくさんあると思うんですが、部活動でしか学べないことって少ないんですよね...なので、いっそのこと「もう部活動は終わり!」と宣言したほうが、生徒にとっても教師にとってもメリットが大きいように思います。

 

ハマれるものがいちばん大事!

この「勉強と部活どちらが大事なのか。」は、「時間をどこに割くのか。」という悩みだと思います。すべての時間は有限なもので、その時の時間は取り戻すことはできません。

これについての、僕の結論は、ハマれるものが一番大事ということです。

例えば、ゲームにハマったら一晩中ゲームしたくなるし、ギターにハマればずっとギターの練習をしていたくなり、これらをロジカルに考えて制限なんてできないと思うんです。

ハマったものが結果的に仕事になることもありますし、抑えられないほど好きなら食事の時間や睡眠時間を削ってもやるべきです。

部活が嫌いなら、辞めるべきだし、勉強が嫌いなら、好きなものを圧倒的に努力すべきで、他人の意見を求めるのではなく、自分の中で優先順位の高いものに時間を割くべきです。

ただ、勉強と部活のように好きなものと何かを天秤にかけて悩む余裕があるのなら、おとなしく勉強しておくべきでしょう。

 

まとめ

・学歴はあって損はない。

・部活をやらない。という選択はあっていい。

・ハマれるものが大事。

脇道に逸れながらになりましたが、部活ってちょっと窮屈だな。という話でした。