映画『二ツ星の料理人』問題だらけの天才シェフの名言を紹介。

f:id:ryo_72:20170701123059j:plain

先日、ジャケ借りした映画『二ツ星の料理人』 この作品、仕事に対する情熱と執着心がハンパなかった!

この映画は、問題だらけの天才シェフが三ツ星を狙う話なのですが、痺れる言葉がたくさんあったので大きなネタバレを避けながら紹介したいと思います。

『二ツ星の料理人』のストーリー

www.youtube.com

パリの一流フレンチレストランの二ツ星シェフが、スキャンダルを起こして姿を消したアダム(ブラッドリー・クーパー)。
「俺は復活した、三ツ星を狙う」──死んだと噂されていた伝説のシェフが、3年ぶりに表舞台に現れる。しかし、ブランクの間に、調理方法からレストランの内装まで、料理界のトレンドは劇的に変わっていた。

そんななか、遂に客を装ったミシュランの調査員が店に現れる。

孤高の天才が、料理だけでなく人としても二ツ星止まりの自分に気付き、仲間と絆を結ぶことで三ツ星への道を見出すまでを感動的に描いた作品。

 

天才シェフの学ぶ姿勢

f:id:ryo_72:20170701021527j:plain

バーガーキングでの食事を「ここは、塩分も油も多く、安い肉を使っていて労働者向けだから」と断られたシーンで、アダムが続けた言葉がすごく良かったです。

君の店で食うと、ここより500ドル高い根拠をきちんと説明出来る?

フレンチ料理の中にも元は安い肉を使った労働者向けの料理もある。

アダムは、いろんなお店に行ってソースや油について聞いていたのですが、高級店に行ったのは人に会いに行った時だけで、それ以外はファストフード店やキッチンカーで販売しているお店でした。

天才シェフの彼がお店のランクや価格ではなく、料理そのものから学ぶ姿勢がとても印象的でした。

 

狂気なまでの完璧主義

f:id:ryo_72:20170701021445j:plain

君は道具にすぎない。
自分がトップに立つまではシェフの言うことは絶対だ。
言いなりになって従っているしかないんだ。

この言葉だけでもアダムの完璧主義が分かります。

自分が完璧を求めるがあまり、「不完全な料理は捨てろ。」「無駄死にしたヒラメに謝れ。」など、スタッフに対しても気持ちいいくらいに罵倒し、完璧を求めてしまいます。

序盤、スタッフと激しく衝突シーンは、何もそこまでしなくても....完全にパワハラでしょ!みたいな感じでしたが、アダムの変化で徐々にお店が変わりだします。

 

天才アダムに対する嫉妬

f:id:ryo_72:20170701021509j:plain

アダムのキレやすい部分やスキャンダルが中心に出てきますが、作中で僕が一番ヤバいと思ったのは、ライバルのリースでした。このリースはアダムに対する異常なまでの嫉妬心で、常に闘志がメラメラです。

男性にありがちな仕事一番!みたいな二人なので、この二人がお互いの実力を認め合うシーンが、僕はカッコよくて仕方なかったです。

 

料理がとにかく美しい!

f:id:ryo_72:20170701122317j:plain

シェフが主人公ということで、作られる料理がとにかく美しい!

この写真のケーキも登場するのですが、ケーキを食べた人の「世界で2番目に美味しい」という言葉が、とても印象的でした。この意味は映画の中で......

レストランのキッチン内もフロアーも白で統一されており、主役が料理であることを感じさせられました。

アダムは、料理についてこんなセリフがあります。

俺の店は単に栄養をとるだけじゃないんだ。
ここは、料理のオーガズムを追求する。
腹が減ったから食べるんじゃなくて、味わうための料理を作りたい。
テーブルに着いた客たちが待ち焦がれた料理を作りたい。

良いでも素晴らしいでもなく、完璧を目指す。

数々の問題を抱えたアダムの繊細で純粋な料理に対する思いは、終始ぶれることはありません。

 

問題だらけのシェフにある魅力

f:id:ryo_72:20170701194833j:plain

僕は、アダムの言葉に魅力を感じました。

シェフが追求すべきことは味の一貫性ではなく挑戦しつずけることセックスと同じだ。ゴールは同じでも新しくて危険な道を試さないと。

「 料理は挑戦だ。」という一貫した考えを持っており、どんなに問題を抱えていても料理に対する美学に揺らぎはありません。

また、スキャンダルを起こして姿を消したアダムをまた天才シェフとして再起するさせた師匠のジャンリックやオーナーのトニー、ライバルのリースとの関係性もとても魅力的です。

アダムの恋愛模様

この作品には、アダムとヒロインのエレーヌの恋とレストランオーナーのトニーの同性愛(片想い)の2つの恋愛模様が描かれていて、同性愛の表現が出てくるのもこの作品の特徴です。

 

まとめ

傲慢な言葉もありますが、アダムの料理に対する怖いほどの熱と執着心は、組織をまとめる人として重要な要素の1つのように思いました。

酒やドラッグなどで失敗したアダムですが、良くも悪くも完璧主義が一番のドラッグだったのかもしれません...