トレーニングや筋肉について扱った本は様々ありますが、正直「この価格で、この内容か...」という本も少なくありません。
そこで今回は、価格以上に学びが多かったコスパ最強な5冊をざっくり紹介していきます。
ここで紹介する本は、できるだけ専門用語が少なく、誰でも読めるものを意識して選んでいます。以前の記事でもオススメの本を紹介したことがありましたが、今回はその第2弾となります。
少しでも本選びの参考になると幸いです。
使える筋肉・使えない筋肉 アスリートのために筋力トレーニングバイブル

使える筋肉・使えない筋肉 アスリートのための筋力トレーニングバイブル
- 作者: 谷本道哉,荒川裕志,石井直方
- 出版社/メーカー: ナツメ社
- 発売日: 2018/11/12
- メディア: 単行本
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以前の記事でも紹介した「使える筋肉・使えない筋肉 」の続編です。
本書は、前作とは違い、21名もの方により、さらにアスリート向けに書かれているのが特徴です。”最新のトレーニング”のようなウケを狙ったものではなく、いたってベーシックでトレーニングや知識の土台となるような内容になっています。
タイトルこそ少し固いですが、カラーで非常に読みやすく、前作を読んでいない方もフラットに読み進められると思います。
この本で何が分かるのか。一言でいえば、「考える基準」が手に入ると思います。
情報が溢れすぎて、どれを信じたらいいか分からない、コーチを信じていて結果が出るのか...など、真剣に取り組むがゆえに感じる疑問や不安を解消するきっかけになるのではないでしょうか。
指導者の方はもちろんですが、部活やアマチュア・プロなど、競技のレベルに限らず真剣に競技に向き合う全アスリートにオススメしたい一冊です。
筋肉をつくる食事・栄養パーフェクト事典
最近は、筋肉づくりを軸に書かれた本も多く見ますが、一番要点がまとまっていて読みやすさを感じたのが本書です。
カラーで構成されており、不必要な専門用語もなく、噛み砕いて書かれているので、栄養の本を初めて読む方も手に取りやすい本だと思います。
各栄養素の解説はもちろん、体の反応、プロテインを含めたサプリメント、食事術、レシピや成分表まで書かれています。また、少しトレーニングメソッドのパートもありました。
つまり、筋肉づくりに必要な基本的な内容を網羅しているということです。
筋肉づくりには、トレーニングだけでなく、栄養・食事からのアプローチは非常に強い武器になります。
トレーニング初心者からアスリートまで、筋肉づくりの栄養は、この1冊で自分のものにしてしまいましょう。
除脂肪メソッド / 筋肥大メソッド ハンディ版
1つ前に紹介した「筋肉をつくる食事・栄養パーフェクト事典」の著者である岡田隆さんの本、除脂肪メソッド・筋肥大メソッドの2冊紹介します。
どちらも内容はとてもシンプル。
◯◯ダイエットや〇〇トレーニングという、目新しいものではなく、理論的でベーシックな食事法やトレーニング法です。
・除脂肪メソッド ... 絞れたかっこいい体をつくる
・筋肥大メソッド ... 体脂肪を付けずに筋肉を大きくする
栄養とトレーニングの2つの視点から書かれており、除脂肪メソッドでは栄養が多め、筋肥大メソッドではトレーニングが多めに書かれています。
普段トレーニングを行なっている方、これからトレーニングを行なっていきたい方など、誰もが明日から取り入れられるテクニックがしっかりまとめられているので、自己流ではなく、ベースとなる知識として、ぜひ手に取ってもらいたいと思います。
石井直方の筋肉の科学 ハンディ版
これまで紹介してきた本とは違い、もう一歩専門的に踏み込んでいるのが、「石井直方の筋肉の科学」です。
内容は、理論編と実践編に分かれており、筋肉に関する基礎知識から現場への応用まで、272ページのボリュームで書かれています。ベーシックな情報の中に、近年の研究報告から新しい視点が書かれているのもとても興味深く、これから勉強する方だけでなく、一度勉強した方も楽しめる本だと思います。
本書は、抽象的な話でなく、理論的にまとめられているため、初めて読む方は、詳しすぎると感じるかもしれませんが、全く理解できないような内容ではありません。
筋肉やトレーニング、スポーツを考える上で「基礎力」になることは間違いありません。
本格的に勉強していきたい方、きっと本書から筋肉の面白さを感じて頂けると思います。
まとめ
1冊ずつ記事にしていくと膨大な量になってしまうので、1記事に5冊まとめて紹介させて頂きました。ここで紹介した本の著者は、他にもたくさん本を出されているので「あの人と言ってることが違う...」みたいな矛盾なく読めると思います。
かっこいい体を目指す方、スポーツ競技で結果を出したい方、これから運動したいと思っている方、必ずトレーニングや筋肉、競技へのヒントが得られると思います。
気になった本があれば、ぜひ手にとってみてください!
*第1弾の記事はこちらへ